無呼吸

自分をちっぽけだと思っている人がもがきながらも書く日記みたいなもの

8月の振り返り

新しい学期が始まった。初めての顔が多い中、見知った顔を見かけることはうれしい。

 

 

この一か月間様々なことがあった。9月23日現在大学は一旦休学して日本に帰国している。

状況を説明する。学期の3、4週間目から精神的に辛くなり、勉強に身が入らなくなった。このままではいけないと思い、医師とカウンセラーの診療や大学の長期サポートプログラムなどを受けた。チューター方も相談に応じてくれて課題の延期や調整などの助けをいただいた。寮の仲間たちにも助けてもらった。自分のこのような状態を寮の仲間や友達に打ち明けることはとても怖く勇気のいるところだったが、みんな親身に心配し、相談に応じてくれた。寮には大学院生や社会経験がある大人も住んでいて、私の話に耳を傾け、それぞれが考えていることや自身の経験談などを話してくれた。人生は本当にいろいろなことがあるのだと知った。予想もしなかったことがおきたり、上手くいかない時があったり、忙しいがやりがいがあったり、あたりまえにあるものが実はかけがえのないものだったり。彼らと話をする中で大切なことに気づいたり、自分の今ある選択肢を別視点から見つめなおすことができた。

みんなとても器用に生きているようで完璧なんて言葉は世界に存在しなくて生きているということが失敗と成長なのだと思う。私はずっと強がっていて全てのことに気を張っていた。けれども私がどうしても許せない自分の一部をひっくるめて私という人を好きになってくれる人にたくさん出会った。そして大切な言葉や価値観をもらった。私は前よりも人の話を素直に聞けるようになったし、人のやさしさがわかるようになった。

自分で今の状態では勉学に励めないと感じたため、来年まで休学をすることにした。私の人生の中で初めての挫折である。とてもかっこ悪いし、正直受け止められていない私がいる。けれど挫折を挫折と認めることで言い訳ばかりをしてきた自分に向き合うことになるし、仲良くできないところと相談できるようになり、前に進むことができると思っている。それまでとらわれていたしがらみから一度離れて考え直す時間は必要だと思う。来年の復学までは、傷つけた心を癒していきたいと考えている。